またまたお久しぶりの更新となってしまいました。
ご心配や温かい励まし、応援のコメントをたくさん頂戴しておきながら、何もお返しすることができず申し訳ありません。
お心遣い、沁みました。
おかげで気力を保っていられます。
本来ならばおひとりずつお返事をさせて頂くべきかと思いますが、なにぶん未だ心ここにあらず…な状態でして…
誠に失礼ながら、ここでまとめて御礼申し上げお返事とさせてください。申し訳ありません。
本当にありがとうございました。
さて、5/4にFIP発症、との診断を受けてしまった竹千代の現在の様子ですが…
前回の通院時に、毎日ステロイドを服用して、何事も無ければまた1週間後に様子をみせてください、と言われたものの。
先生は続けて、調子が悪くなったらすぐ来るように! ともおっしゃっていて。
そうか…
FIPかリンパ腫か…だもんね…
急変、あっても全然不思議じゃないよね…
と、不安に押し潰されそうな中、毎日1錠のステロイド(プレドニゾロン5mg)を、銀さんにイヤイヤながら飲ませてもらっている竹千代は…
なんだか、元気です。
ステロイドと抗生剤(抗生剤は2週間効くタイプのやつ)の投薬を始めた2日後くらい。
胸水が綺麗に消えたと思われるあたりからメキメキと食欲が増した竹千代。
元気な時以上の食欲をみせ、カリカリはあるだけ食べちゃう。
なんなら梅吉がノンビリ食べてる途中のカリカリまで奪って食べちゃう。
という状態になりました。
だいたいですが、元気な時の3割り増し(← 減、ではなく、増し、です)くらい食べてる感じです。
(食欲は復活しましたが、元気はあんまり無く。ほとんどの時間寝そべって過ごしています)
食べてくれるのは嬉しいけど。
それ以上は逆にお腹を壊しそうで心配なので、お皿を下げて、まだお腹いっぱい食べていない梅吉には猫さん立ち入り禁止のキッチンでお食事をしてもらうことにしました。
しかし、さすがに急にたくさん食べ過ぎたのか?
それとも、うまく制吐剤を服用させてやれなかったことが原因か?
(ステロイドで胃が荒れ吐き気が出るそうで、制吐剤はそれを抑えるための処方とのこと。
が、コレどうやらものすごく不味いらしく…ステロイドはなんとか飲み込んでくれる竹千代ですが、制吐剤はどう頑張っても吐き出してしまう!
仕方なく、錠剤を潰して大好きなちゅ〜るに混ぜて与えたところ、なんとか口にしてくれるようにはなりましたが、時々思い出したように「あれ?コレ不味いのが混じってる…」なんて、薬入りちゅ〜るを残してしまうことも)
制吐剤入りちゅ〜るを残した日は、数時間後に半分以上消化された状態のカリカリを嘔吐(吐出ではなく)してしまう、ということが2度ありました。
残したとはいえ、半分以上は制吐剤を口にできてるはずなので、もしかしたら、ただ単に食べ過ぎだったのかもしれませんが…
いっぱい食べられるようになって良かった!
と思う反面、食べている時以外はほぼ寝ている竹千代。
呼吸が早いのは無くなったけど…
やっぱりどこか悪いの? と心配で仕方ない。
ステロイドには食欲増進作用があるし…
(口内炎のかぐやの時に何度も経験しました。ステロイドの食欲への作用はスゴイ!)
リンパ腫にはステロイドが劇的に効くコもいるとか聞いたし…(治った? と思ってしまうほど…。しかし、だんだん効果が無くなるそうです)
体調が少し上向き、食欲がアップして嬉しいけど、実はコレ、竹千代がリンパ腫であることの証左だったりする…?
リンパ腫とステロイドの関係を調べれば調べるほど、今度は体調が上向いていく竹千代に不安を感じてしまいます。
そんな風に悶々としながら1週間。
約束の日が来たので、昨日(5/16)再び病院へ行ってきました。(とりあえず、急変は無くて良かったなぁ)
まずは、竹千代をキャリーに入れたまま、問診で1週間の様子をお話しして。
(食欲モリモリでウンチもオシッコも快調だったこと。嘔吐があったこと。呼吸は正常で熱も無さそうだったこと、等)
前回の診察で外注に出していた
・コロナウイルス抗体価検査
(↑ ザックリいうと、変異してFIPを発症するウイルスとなるコロナウイルスを持っているかどうかの検査。ザックリすぎて正確な内容ではないので、詳しくお知りになりたい方は検索をお願いします…)
・蛋白分画検査
(FIP発症猫は、この検査で特徴的な波形を描くそう)
の結果が出ていたのでみせてもらいました。
まずは、コロナウイルス抗体価検査の結果がこちら ↓
『1600倍』と出ました。
先生「このくらいの数値のコはいっぱいいるし、この数値でも発症していないコもたくさんいます。
一方、もっと低くても発症しているコもいます。
…高過ぎず、かといって低いわけでもなく。
グレーですね…」
ハイ。
グレーですね。
ま、私もウイルスを持っていないという結果を期待していたわけでもないですしね。
もし持ってないと判明すれば、FIP否定に一歩近づけてラッキーかな、くらいの気持ちでお願いした検査でした。
むしろ、もっと高い数値が出なくて嬉しい。
検査結果用紙の竹千代の数値の欄には
「臨床症状等と併せて診断してください」
とあるので、先生に聞いてみました。
私「この結果、先生はどう思われますか?」
先生「いろいろ考え合わせると、僕はどうもFIPではないような気もし始めています」
私「根拠は?」
先生「ステロイドと抗生剤のみで、胸水が消失、食欲回復したこと。一般的には、そのような回復ぶりはFIPではあまり見ないので…」
ですよね。
私もそこは本当に気になってます。
そこだけが、私が「竹千代がFIP発症なわけがない!」と信じる拠り所かも。
では、続けて蛋白分画検査の結果を… ↓
帰宅後に結果表を撮影していたら梅吉くんがやってきました。
上手く撮れなかったので、改めましてもう一枚 ↓
この用紙の左上のグラフを見せてくれながら、先生がおっしゃることには…
先生「さて、この結果から見てFIP発症かどうかですが。…グレーです」
私「また!」
先生「そうなんです。メチャクチャFIPに特徴的な波形ではないけど、ハッキリ否定することもできない微妙な形です。でも、さっきの説明の通り、FIPじゃない気もします」
私「じゃあ、リンパ腫ならどうですか? この形から考えて…」
先生「リンパ腫ならば、更に可能性は低いようにこの形からは思います。
炎症がある時に見られる結果が出ているので、もしかしたらいわゆる「ただの炎症」…何らかの感染症による肺炎とか、ですね。
という可能性も考えられます。
感染症による肺炎等の炎症 → 胸水が浸み出す → 呼吸が早くなる → ステロイドと抗生剤でスッと状態が良くなる…という流れは非常に納得いく話です」
と…
(前回のエコーで発見された腸間膜リンパのデコボコも、同じ原因によるただの炎症であった可能性もあります、とのこと)
なんと、良かった!!
と喜んだのもつかの間で。
ただ…
と先生が続けます。
先生「ただ、ステロイドを服用しているので、今は一時的にリンパ腫の症状をしっかり抑えているからこそ、の結果かもしれません。それはFIPの症状についても同じです」
ううぅ〜。
ということは?
私「検査結果から見て、ステロイドで症状が抑えられているFIPかもしれないし、ステロイドで症状が抑えられているリンパ腫かもしれないし、ステロイドと抗生剤でほぼ快復しかけの肺炎(気管支炎の線もあり)かもしれない、ということですか?」
先生「そうです」
なんと厄介な!!
で、今後の方針のお話しになりまして。
私の希望としては、中でも一番軽い病気である「肺炎」である、と仮定した際の治療をお願いしたい、と伝えました。
先生のご意見も同じ。
もし他のふたつの病気だったとしても、できる治療はそう変わらない、というのもその理由にはありましたが。
「肺炎」だった場合、おそらく病変についてはすでにステロイドで(抗生剤で、だったかも)快癒していると思われるものの、ステロイドの断薬は徐々にしないとまた違う病気の恐れがある、ということで、この日から2週間、今までよりも量を減らしたステロイドを続けることになりました。
もしも肺炎ではなく、やはりリンパ腫だった場合、減薬してしばらくするとまた体調が悪くなってくるそう。
少なくとも、1ヵ月経たないうちに調子が悪くなるはず、だそうです。
なんとも…薄氷を踏むようなお話し。
怖い。
怖くて堪らない。
けど、約10日前に「FIP発症です」と言われた絶望から考えてみれば、少しは…いやかなり? 希望の光が見えてきた。
診察の最後に、またステロイド(1日効くやつ)と抗生剤(2週間効くやつ)を注射してもらい、調子が良さそうなので、とレントゲンやエコー検査、血液検査は無しとなり。
聴診もしてもらったのですが、当の竹千代がずーっとゴロゴロ言いっぱなしなので、胸の音はハッキリ聞こえなかったものの、この様子ならば大丈夫でしょう(先生、苦笑い)、と言ってもらってこの日の通院は終了となりました。
(ちなみに、体重は、1週間前の4.34kgからまた増えて4.42kgでした。やったぞ、竹千代!)
スッキリ解決、はしていませんが、現状考えうる限り最上の結果です。
次の通院は、何事も無ければ2週間後。
どうかどうか、このまま。
このまま体調を維持してくれますように。
昨夜、通院を終え、遅めの夕飯を食べた後の竹千代(左)とまつこ ↓
まつこのこの様子と較べると ↓
やっぱり調子が良いわけではないようにも見えます。
でも、その後天袋から降りてきて、自ら梅吉にちょっかいをかけたりも ↓
応じる梅吉 ↓
梅吉からの攻撃に ↓
ちゃんと反撃! ↓
だけど… ↓
あれ? もう終わり??
梅吉「あの竹千代が…どうしたんだ?」 ↓
いつもより、ずいぶん盛り上がりに欠けたどつき合いに、梅吉も少々拍子抜け…なのか??
その後は揃ってスヤスヤお昼寝していた2匹 ↓
だけど、やっぱり梅吉と較べるとリラックス感が薄く見えてしまう竹千代… ↓
気にしすぎ…なのかなぁ。
確定診断がくだらない、というのは、希望が持てる半面、結構キツイものでもありますね。
※ 引き続き、おそらくブログの更新や訪問、コメントのお返事等滞る(というか、まったくできないかも…)と思います。
コメント欄を開けてはおりますが、どうぞお気遣いないようお願いします。
(お返事もできないのに…と迷いましたが。
竹千代と同じような状況にあり、質問等したい、もしくは、同じ状況から脱した! という方もいらっしゃるかと思い、開けておくことにしました。
勝手を申しますが、ご理解頂けましたら幸いです)
- 関連記事
-