辛抱強いまつこ

ふと見ると、まつこちゃんが居間の片隅でちんまり座りこんでいました　↓

これ、察するに…

キャットドアを通って廊下に出たいのに、梅吉くんがジャマで出られない！　↓

まつこ「困ったわねぇ」↓

ってな状況なのではないかと。


まつこ「梅くん退いてくれないかな？」↓

まつこ「あっちに行きたいんだけどな…」↓

まつこ「もしもし、梅く〜ん？」↓

まつこ「ハァ…ダメだわ」↓

まつこ「仕方ないわね。じっくり待ちましょう」↓

まつこ「梅くん、退いて…」↓

まつこ「わたしがここに居るのには、気付いてるっぽいんだけどなぁ」↓

まつこ「それでも退かない。梅くんらしいわね…」↓

まつこ「ふぅ…」↓

まつこ「………」↓

まつこ「いいかげん、待ちくたびれたわ！」↓

ずいぶん長い間辛抱強く待っていたまつこちゃんでしたが、とうとう動き出しました。

しかし、こうして直接お願いしても　↓

まつこ「動かない…」↓

退いてくれる気配が微塵もありません。


まつこ「ちょっと、どうにかしてくれない？」↓

みたいな雰囲気で私を見るまつこちゃん。

でも、猫さん同士のことは、出来る限り猫さん同士で解決して欲しいんだよな〜。

いつでも私が居るわけじゃないしねぇ…


と、もうしばらく静観を決めこむと。
(ちなみに、トイレも水飲み場もこちら側にあるのでご心配なく)


あ、またおとなしく待ってる　↓

なんとまぁ、辛抱強いコなんでしょう！

そして、梅くんは動かないにも程があるな！？


まつこ「………」↓

まつこ「ちょっと、本当にどうにかしてくれない？」↓

梅吉をいくら見つめても埒が明かないと思ったのでしょう。


振り返り、今度は私をジッと見つめ始めました。


う〜ん…

本当は猫さん同士で解決して欲しいんだけど。

相手が梅吉くんでは、まつこちゃんが少々お気の毒だわね。

というわけで、手助けしてあげることに。

キャットドア脇のフスマを開けてやるやいなや、バッ！　と立ち上がったまつこちゃん　↓

そのままデデーッ！　と凄い勢いで　↓

廊下へと走り出ていったのでありました↓

よっぽどあっちに行きたかったのね。

(それでもなお動かない梅吉　↓)

(筋金入り！)

「猫さんのことは猫さん同士で」のポリシーには反するけれど、手助けしてあげて良かったな！



おまけ。

まつこがそれ程までにあっちに行きたかった理由は何だったのか？

当然気になったので目で追うと… ↓

階段の途中でボンヤリと　↓

(写りが悪くわかり辛くて恐縮ですが)

ただただ、こうしてジーっと立ち止まっていただけ、でした。


？？？

まつこちゃん？

あんなに辛抱強く待ち続け、やっと出られた先で。

やりたかったことがそれなの？？