私は悪くないぞ…！

休日の夕暮れ時、布団に寝転んでネット小説を読んでいたら。

どこからともなく「ニャー！」「ンニャーン！」と梅吉くんとまつこちゃんの鳴き声が…

姿を探すと、あぁ居た居た　↓

天袋に２匹揃って、寝転ぶ私を見下ろしていました。

なんだよ〜、そんなに一生懸命鳴いて〜！

私に甘えたくなったのかい？

可愛いコらめ！！


それじゃ構ってあげましょうね〜！

な〜んて、ニヤニヤしながら天袋の下へ移動し、ナデナデすべく手を伸ばした私でしたが。


…なんだいキミたち、その蔑むような目は…… ↓

どうやら、彼らの要求はナデナデではなかったようで。

サッと動き出した梅吉くん　↓

トテテテテーとキャットタワーを駆け降りて　↓

見つめる先は、ここ　↓

キッチン入口のフスマでした。

あぁ、あの鳴き声は「ゴハン！」の要求だったのね。

って、まだいつものゴハンタイムの２時間以上も前じゃないの！

さっき

梅吉「何故わからぬ」　↓

まつこ「間抜けな飼い主ね」

みたいなお顔されてましたけど、さすがにこの時間にゴハンを御所望だなんてわかんないって！

私は理解の悪い間抜けな飼い主じゃないぞ…！

と心の中で無実を訴えていると。

梅吉の行動を眺めていたまつこちゃんも　↓

ハッとしたように動き出しました。

まつこ「こうしちゃいられない！　わたしも梅くんに加勢しなくちゃ！」↓

まつこ「ゴハン、ゴハ〜ン！」↓

ニャーニャー鳴きながら大急ぎでキャットタワーを駆け降りてきます。

が……

すごい勢いで地上に到着したまつこちゃん。

梅吉と一緒になってフスマを見つめ始めるのかと思いきや。

２匹が見ていたのは、フスマではなく… ↓

……虚空？？


そのまま２匹は揃ってダダダダーッ！　と駆けだして、部屋から出ていってしまいました。


………？

ゴハンは……？？


小さな虫でもいたのか、そちらに夢中になってしまった梅吉くんとまつこちゃんでした。


まぁ、まだゴハンタイムにはずいぶん早いからいいんですけどね。

むしろゴハンを忘れてくれてありがたいんですけどね。


なんにせよ、こうしてコロコロ気の変わる猫さんたちですから。

こんな目で見られる謂れはないと思うの！　↓

私は理解の悪い間抜けな飼い主じゃないもん…！

キミたちの心境や行動がアクロバティックなだけなんだからね…！！

そこんとこ、どうか御理解頂けると幸いですよ。