一点の曇りもない瞳で！

前回の続き…

さて、私の過失により立入禁止区域であるキッチンへの入り口を開けっ放しにしてしまった結果。

これ幸いとキッチン大好き梅吉くんが進入を果たし…なおかつ、登っちゃイケナイ棚へ飛び乗った音が聞こえた！

ので。

私「梅くん、そこダメよーーー！！」

言いながら大急ぎでキッチンへ向かうと。


そこに居たのは、こんな梅吉でした　↓

梅吉「なに？」


…え、あれ？

梅くん、棚に飛び乗ったんじゃなかったっけ？？


梅吉「ふぅ…ボク何もしてないんだけど」↓

え〜？　

「棚に乗るぞ！！」って鳴いてたよね？

梅吉「何もしてないよ」↓

「トン、ドトン！」て棚に飛び乗った音も聞こえたんだけど…？

梅吉「何もしてないったら」↓

あぁ、そんな一点の曇りもない目で…！

梅吉「ボク、何もしてない」↓

そう…なの…？

でもさぁ〜、だったらさっきの音は…？

梅吉「信じてくれないの？」↓

あっ、それは疑いの目だね！？

梅吉「そう…信じてくれないの…」↓

そして、信じてもらえなくてヘコんでしまったね！？


ごめんー！　ごめんよ〜！！　↓

私が悪かった！

梅くんは何もしてないんだね！　

疑ったお詫びにナデナデさせて頂きますから〜　↓

これでなんとかご機嫌直して頂けませんかね？　↓

ナデナデナデナデ…


梅吉「ん〜…」↓

梅吉「うん…よし！」↓

梅吉「気持ち良かったから許してあげるよ」↓

ははぁ、ありがたき幸せ！

心の広い梅吉様で！　ワタクシ感謝に絶えませぬ！！


梅吉「うむ…信じてくれたかな？」↓

えぇ、えぇ！

梅吉くんは何もしてなかったんですね。

梅吉「うん、ボクは何にもしてないんだよ」↓

だよね、だよね！

疑って申し訳なかったね！！


梅吉「……ホントだよ？」↓

……………ん？


梅吉くんの無実を信じた私でしたが。

なんなの、最後のその微妙なお顔は…


イヤな予感がしたので。

念のため登っちゃイケナイ棚の上を確認してみたら…

明らかに梅吉が乗ったらしき痕跡がそこかしこに！


うーめーーーく〜ん！？

キミ、やっぱり乗ってたんじゃないの！！


私が気づいたことに気づいたのか？

梅吉くんはそそくさとその場から離れていってしまいました。

梅くんったら、意外に賢いコだったのねぇ。

なかなかやるな！

お見事でした！！
(褒めちゃダメだろう…)