声が聞きたいの…

銀さんの帰りが遅かったある夜のこと。

私は先に寝かせてもらいます〜、とお布団を敷き、枕元に銀さんとの連絡用の携帯電話を置いて横になったところ…

かぐやちゃんも、就寝時の定位置である、私の枕の横にゴロンと寝そべりました。

そして… ↓

寝転んだまま、一生懸命携帯電話を取ろうとしています。
(着信中ではありません)

ちなみにこれ、夫婦の連絡用なので、銀さんからしか電話がかかってこないのですが、私がこの電話で通話していると、いつもかぐやが寄ってきます。

電話から漏れ聞こえる、大好きな銀さんの声に反応しているのかもしれません。

出来る限り、うーんと伸びて、電話を取ろうとするかぐやちゃん ↓

寝転んでないで、立ち上がったらどう？

なんて思いながら見ていたら、梅吉くんは、私と違って優しいのね〜 ↓

チョイチョイ、と電話をかぐやの方へ押してくれる梅吉。

ですが、押してくれたのは、ほんのちょっぴり… ↓

だったので、やっぱりかぐやさん、ほんの少しだけ届きません ↓

取れない…
(梅くんは、もう手伝ってくれる気まったくなさそうね)

うーん、取れない…！ ↓

アンヨにもしっかり力を入れて、出来る限り伸びるかぐやですが、どうしてもあと少しのところで電話を取れません。
(立ち上がったらすぐなのに、ねぇ…)


ずいぶん頑張っていたかぐやちゃんでしたが、結局、飽きてしまったのか、大あくびをしたかと思うと ↓

そのまま電話の存在などすっかり忘れた様子で、毛づくろいに夢中になっておりました。


かぐや〜、そんなに頑張って、何がしたかったの？

もしかして、いつも寝るときは一緒の銀さんがいないのがさみしくて、あの緑色の、銀さんの声が聞こえる機械！ なんて思って頑張ったの？？

だとしたら、なんて健気で可愛いのでしょう！！
(途中で飽きちゃいましたけど……)

そんなに頑張らなくたって、もうすぐ帰ってきますよ〜。
そして、もうやめて！ ってくらいワシャワシャ構ってくれますよ〜。

だいたいいつも、銀さんが構いすぎてどっかへ行っちゃうのですが、やっぱり構って欲しくてすぐ銀さんの元へスリスリとやってくるかぐやちゃん。


相思相愛の銀さんとかぐやさん。
そのうち「帰るコール」もかぐや宛になる勢いです。